春は浜カフェ

小樽は今年、雪がとても多かったのですが
ここ1週間くらいつづいた陽気で雪どけがかなり進み、
景色がすっかり変わりました。

天気がよくなると行きたくなるのが浜カフェ。
カフェといってもカフェではなく
漁業を営む友人夫婦の前浜を私が勝手にそう呼んでいるんです。

行くといつも珈琲を淹れてくれます。
耐えられる気温である限り、そとに出て海を見ながら珈琲を飲みます。
「好きなだけ海を見たら中に入ってね」
という言葉にあまえて、耐えられる限り……。

3月のはじめに浜カフェを訪れたときには
まだ雪がたくさん残っていました。

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冷たい風が吹く中、寒くてもそとは気分が良く……

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私はドーナツ片手にしばし海をながめ。

「もう2羽には見つかってるわ、ドーナツ」
という友人の言葉に驚いて周りを見渡すと

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上方で旋回をはじめているヤツ1羽。

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左30度の方向から横目で見ているヤツ1羽。

写真を撮り終え、ドーナツをすばやく口に放り込みました。

あれから3週間ほどたった昨日は
青空が広がるいい天気。
下界は 少し霞がかっているような、 PMが漂っていたような。

陽気にそそられ、まずは手宮にある小樽稲荷へ。
お参りをすませ、狛犬越しに小樽の街を眺めます。

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急だよねー。
小樽稲荷の下、手宮公園横の坂。

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遠くに天狗山。

手宮公園には、まだ芽吹いていない栗や桜の樹が立ち並んでいます。

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雄々しい樹形、リズムもありますね。
まだ残る雪とのコントラスト、青空とのコントラスト。
白と黒、青と黒。
いいねー。

フォトグラファーのマイケル・ケンナ氏は
北海道の冬を好んで写真に撮っています。

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緑が茂った夏の樹は、人間で言えば服を着ているようなもので
興味がないそう。
私は夏の樹も好きですが、冬には冬のなんとも言えない美しさがあります。
ごまかしなしの裸……wao!

さて、次はどこに行こうかな……
思い浮かんだのは、やはり浜カフェ。

浜に広がる石の上は雪どけのスピードが早いようで
たくさんあった雪がここ1週間でほとんどなくなったそう。

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冬の冷たい空気もいいけれど、浜カフェはあったかい方がいいね。
ああ、珈琲がおいしい……。
春だ〜。

そんな春の日の小樽猫は……こんな感じ。

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新芽、おいしそうだニャ〜。

クリスマスやお正月のアレンジ用に買った白塗りの木の枝。
気がつくとあちこちから新芽が出ていました。

春だニャ!
春だね。