桜越しに港が見える水天宮

 

小樽ではいま、八重桜が見頃を迎えようとしています。
ここでご紹介するのは、少し前の桜模様です。


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汽車に乗って小樽中心部に向かいます。
汽車? この乗り物が電車だということは、わかってますよ。
でも、小樽人の多くは一度頭の中で汽車から電車に変換して
口に出したり、書いたりしてるんじゃないかな、と思います。
小樽人同士だと汽車で違和感ナシ。
電車というと、都会人になっちまった
あるいは、いいふりこいてる感があります。
まあ、なんでもいいんですけど。
仕事柄、つるっと汽車と言ってしまうとナンですし、
かといって電車と口にすることにものすごく抵抗感があって
その中間をとって、JRに乗って、などと言っています。
説明すると長い……。

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さて、そのそれに乗って窓際に席をとって
海を眺めながら至福の時間を過ごします。

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南小樽、通称:なんたる。
この南樽駅にすばらしい桜があります。上から見ても下から見ても
車窓から見ても良いです。この椅子もいい感じ。

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ほら、そばを通る人が思わず見ちゃう(2011年撮影)。

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なんたるから小樽駅に向かう途中も、上を見上げれば桜。
桜だらけです。
小樽にはいったい何本の桜があるのだろう、そんな疑問が心をよぎります。

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小樽駅に到着し、新しくなった駅構内の cafe 可否茶館へ。
ステンドグラスのライトに目を奪われ、パチリ。
珈琲とサービス券を使ってソフトクッキーをいただきました。

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陸橋の上から、桜越しの JR北海道721系。
シャッター押すのが早過ぎました……。

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鳥居が見えてきました、さてここは何神社でしょう。
この写真でわかったら、そこそこの小樽通です。

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鳥居をくぐったところになんと教会があります。
小樽市指定歴史的建造物第28号「小樽聖公会」。

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急な階段を上って。

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ジャン、小樽市指定歴史的建造物第50号水天宮です。
これは小樽人編集部員mogamogaさんも過去に紹介しているので
ピンときた方もいらっしゃることでしょう。
私、桜の時期に来たことがなかったかもしれません。
あまりの絶景に声を失い、口をポカンと開けてしまいました。
ソメイヨシノとエゾヤマザクラの競演。
小樽市重要眺望地点に指定されているんだそうです。

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桜越しの小樽港は最高。
韻を踏んでみました。
オタルコウはサイコウ、Yoー♪

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こんな角度もイイ、Yoー♪

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桜越しの港を外人坂上から眺め、
足をガクガクさせながらシャッターを切る、Yoー♪
ここから転げ落ちたら死んじゃうYoー♪
桜に興奮してシャッターをパチパチしていると
散歩をしていたご夫婦の奥さんと目が合いました。
「こんにちは」と話かけると
「あちこち撮って歩いてるんですか?」と。
たまたま水天宮に来たということや、
地元の人間であるということなどを説明しているうちに
あれこれ話が弾み、しばし談笑。
そして、ここの他にもすばらしい桜があるという情報を教えてくださいました。
水天宮に来る前に、そこの桜を見てきたそうなのです。
日暮れにはまだ時間があるし
歩けない距離でもないその素晴らしい桜の咲く場所。
「お気をつけて」と笑顔で私を見送ってくださったそのご婦人の
気持ちの良さに後押しされて
水天宮のある相生町から入船町を目指して歩き出しました。
入船町でピンときたら、あなたはかなりの小樽通!
その、素晴らしい桜スポットは次回ご紹介しましょう。
さて、小樽猫は花見には興味があるのでしょうか……。

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僕たちだって桜くらい見るNYoー♪
と見せかけて2階から
悪いヤツがうろうろしてないか監視してるんだけどニャ、ハハッ。